【おたよりコラム】感謝を空に
お伝えできていなくて謝らないといけないことがあります。ひとり抱えてしまい、誰にもいえずにおりました。3年前の5月5日にしばふにきてくれたうさぎのもなかが、ハロウィンの少し前10月26日の夜に天国へと旅立っていきました。その日の朝ごはんも元気に全部食べきり、授業前の午後にもおやつをねだってきていたもなか。突然のことになかなか私自身、受けとめることができずにお伝えするまでに時間がかかってしまいました。気持ちよさそうに寝ているようなやわらかい表情でこちらをみてくれていました。その日、もなかの横で夜を過ごしたのですが、まるで実感がわかず、悲しさを感じるどころか、一緒にいるのに、なにも感じられていませんでした。ようやく感情がついてきたのは、翌日、通常通り1日を過ごし、夜にもなかの葬儀を行い、天国へ見送った後のことでした。それまでずっと涙が出ることもなく、感情もうごかない私自身を、ひどく冷たい人間のように感じていたのですが、見送った後、ぽつりぽつりと想い出が湧き上がってきました。横浜から電車にのって一緒にやってきたこと、きて体を洗ってあげたこと、いつもジャン