【おたよりコラム】嘘つき
親がいないタイミング。留守番、ひとりだけ、そんな言葉にすごくわくわくしてしまう子だった。ダメと言われるようなちょっとしたことをやってみれるタイミング。パソコンをつけて、マインスイーパや四川省というゲームをやることもあった。親が車で帰ってくるのを見つけると急いでパソコンをきっ...
【おたよりコラム】我慢、頑張るのない世界に
4月、新しい学年、新しい友だち、新しい先生、たくさんの新しいがまわりにあふれる時期。「楽しみ!」「ドキドキする」「不安」たくさんの気持ちが子どもたちの表情からみてとれる。私は緊張の「ドキドキ」とちょっと大人になった「ワクワク」でいっぱいになるタイプだった。人の前でなにかする...
【おたよりコラム】挑戦と失敗と工夫と
「あっ」という声と一緒に何度ミスをしたことか。お米をといでいて思いっきりお米を流してしまう。切っていたにんじんがゴロゴロっと床に落ちてしまう。混ぜていたパンケーキのもとを台所の床にこぼしてしまう。そして包丁がぼとっと床に落ちてしまったときには「あっ」という声すら出なかった。...
【おたよりコラム】楽しいは続く
私の記憶が正しければ小学校に入学した時、習い事はピアノだけだった。はじめは2つ上の姉だけやっているのがずるい、それができるときいてワクワク!そんな感覚だったと思う。最初のピアノの先生はすぐにペダルをふませてくれたり、作曲させてくれたりと楽しい!という感覚が強かったのだと思う...
【おたよりコラム】もらった愛情を次に
初めて長ズボンを履いたのは小学校高学年のときだった。寒くてではなく、うちにやってきた子犬に触られるのが怖くてだった。ジャックラッセルテリアという小型犬の子犬。ジャンプしてもソファーに飛び乗れないほどの大きさ。そんな子犬がぴょんぴょんとよってくるのが怖くてソファーよりも少し高...
【おたよりコラム】「ない」のなかにある
冬といったら、クリスマスプレゼントにケーキにお年玉、いろいろなものがもらえる最高の季節。幼いころの私はウキウキしながら冬を迎えていた。普段あまりおもちゃを買ってもらう家ではなかったということもその特別感を増やしていたのかもしれない。小学生のころに流行り出したポケモン。ゲーム...
【おたよりコラム】やってみる
「来年は新都心駅までの道、まで全部でハロウィンやりたいわ~」そんなことをぼやいていたのが1年前。イベントがうまくいき調子にのって言った言葉だったと思う。でもそれが1年後の今年、新都心駅までの通りでイベントを行うこととなった。こうあったらいいな~と自分の想いを口にしたことが叶...
【おたよりコラム】姉
「どうしてはーちゃんはゆるしてもらえるの?わたしもはーちゃんみたいにないたらゆるしてもらえるの?にんじんをたべたらほめてもらえるの?」そんなことが書かれたおりがみがみつかった。しっかり覚えていないけれどだいたいこんな感じの内容だった。幼いころの姉から母に向けて書かれた手紙だ...
【おたよりコラム】次の人への意識
キャンプの最終日。みんなで遊べる川に行った。天気もよく、まさに川遊びにもってこいの日。川の流れにのって流れてみたり、水をかけあったり、生き物を探したり、みんな思い思いにきゃーきゃーいいながら遊んでいた。そんな川で思いっきり遊びきって「さぁ帰ろうか」というタイミング。川に遊び...
【おたよりコラム】なにもないところから
つかつかつか、ぶちっ、そんな音がしてテレビの中のキャラクターは動かなくなった。小学校の高学年の頃だろうか。家でテレビゲームをしていたときのことだった。三尾家のルールはゲームは最長1日30分と決まっていた。でもやりはじめると30分なんてあっという間。「あとちょっと!もう少しで...