【おたよりコラム】見えない世界
夏休み間近に控え、暑い日が続いていますが、ちょっと冬のお話。中学3年生。霜柱ができるほどさむい冬の朝のこと。サッカー部だった私はまだ日の昇る前の暗い時間、始発のバスに乗り、電車に乗って、学校へ行っていた。学校について練習着に着替え、校庭へ。ころがってきたボールを思いっきり遠...
【おたよりコラム】人を変えるほどに
土曜日、小学校で運動会があった。「いけ!がんばれ!がんばれ!」そう心で強く思う私。気づくと心の声が大きな声になっている。知っている子が1位になると自分のことのように嬉しくなり、ぐっと手に力が入る。がんばる姿に、全力を出した後の嬉しそうな表情に『感動』といえばシンプルな言葉だ...
【おたよりコラム】やってみる
「バチッ」一瞬のできごとだった。学習机の電気のあかりが消え、こげたような香りと、すこしの煙。おそらく小学校の高学年のときだと思う。紙、練り消し、ボールペンの芯、コンセントの片側にいろいろなものをいれて遊んでいた。しかしなにも起きない。なにも起きないというのはつまらない。「両...