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【おたよりコラム】みんなとでも、ひとりでも

 2023年がはじまってすぐ、ひとり雪山に行っていました。2年前ぐらいから一気にはまってしまったスノーボード。すべり降りてくるだけなら、転ぶことなくスイスイすべり降りれるぐらいの技術は身についている私。なにがそんなに楽しいの?なんでそんな何回もいくの?という疑問を感じる方もいるのではないかなと思います。はまっているのは、きっとできるようになったこと以上にできないことが多いというのが魅力なのだと思います。そしてその「できない」が「できそう!」「なにかつかんだ」「できた!」と変わっていく実感を得やすいこともワクワクを膨らませてくれるひとつかなと思います。でもスノボをやりにいくのはちょっと遠いし時間もお金もかかる。頻繁に行ってうまくなりたいと思っても、なかなか行くというハードルの高さで諦めてしまっていたのが1年目でした。その1年目は誰か一緒にいく仲間をみつけることで、自分の中に行く理由を作り、背中を押してもらっていました。もちろん誰かがいることで、一緒にワイワイやる楽しさも増えていました。スノボにはまって2年目の昨年、思い切ってひとりで雪山に行ってきました。これがやってみると、ものすごく充実していました。もちろん誰かがいるという楽しさはなくなってしまうのですが、それを補って余りあるぐらい、自分と向き合うことができました。自分の練習したいことに時間を割き、自分の感覚だけに集中して繰り返す。この満足感はとても大きなものでした。ひとりでも雪山に行くようになってわかったのは『へたくそな自分がひとりで頑張っている姿をみせるのが恥ずかしい』という思いがあったんだろうなということ。その恥ずかしさ、見栄は他人の心にあるものではなく、失敗をみせたくない、格好つけたいという自分自身の中にある思いでした。  スノボは旅行に近く『みんなといる楽しさ』が醍醐味のひとつだと思う。もちろん私自身も誰かと行くのもとっても楽しい!ただみんなとやるのが当たり前のことを、ひとりでやってみると、自分の心や身体と向き合うことができ、自分が大事にしたいことをより深く知ることができる。ひとりでもやってみるという決断はとても大きな経験となってかえってくる。これは、スノボに限らず、映画にいくでも、スポーツをするでも、温泉にいくでも、美術館にいくでも、なんでもそうなのだと思う。だれかといくもの、やるものと思っていることを、自分のやりたいに素直に従ってひとりでやってみる。きっとなにかすっきりとした気持ちの良さを感じられるのではないかと思う。そして、こうした自分のやりたいに素直に従って決断するという経験を子どものうちからたくさんしてほしいなぁと思う。みんなが「鬼ごっことやろう~」と話している時にそれにのっかって「やろうやろう」と混ざれることもとても素敵なことだし、一緒に楽しんじゃう力は絶対に持っていて欲しいと思う。でも鬼ごっこではなくて、自分はひとりででも野球するから今回はいいや、と周りの流れとは関係なく自分の想いに素直に動ける力もとても大事だと思う。きっと、こうして自分の想いを大事にし行動できるようになると、より深く自分を知ることができるだけじゃなく、自分を守ってくれることもあると思う。誰かの悪口を言うような周りの雰囲気、一緒になって悪いことをする雰囲気、そんなときに「自分はこう思うからこうするよ」そう周りに流されずに言える人になれるのではないかと思う。人に合わせる力も、周りに左右されず自分の想いに従って行動する力もどちらもとても大切な力。きっとこの両方をバランスよく持てるようになると、他の人の想いを受け止め、それぞれの行動をやさしく受け止められるようになるのではないかと思う。ただ、きっと正解のバランスはなく、それぞれが持つバランスがその人らしさとなって現れるのではないかなとも思う。正解がないって難しいけどおもしろい。

 2023年が始まり毎年恒例の『やりたいこと100こ』を書き出してみた。やりたいことを誰かと一緒にできたら嬉しいし、それがひとりであってもどんどん挑戦していこうと思う。今年はどれくらいできるか。100個クリアするには3日に1個とだいぶハード。でもそのハードさも楽しんでいこうと思う。

三尾 新

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