【おたよりコラム】こどものやりたい

September 4, 2019

 この夏、偶然、ハイキューというバレーボールのアニメを目にする機会があり、スポーツに打ち込むこと、自分の技術を上げようと日々考え、ちいさな努力を積み重ねる、そういったスポーツで得られる考え方、経験はとても大きいよなぁ。と改めて強く感じさせられた。いまこの歳になって、スポーツのように、ひとつのことに打ち込んで、成長するために日々考え、努力をするということが、減ってしまっているなと、もっとなにかに打ち込んで、自身の成長を感じられる場が欲しいなと思ったりしました。そういった打ち込む経験ということも感じたことのひとつであったけれど、同時にスポーツを題材とした漫画の影響力の大きさを感じた。『スラムダンク』井上さんが生みだしたバスケットの漫画。それが本当に何十回、何百回とおそらく私が一番読み込んだ漫画。もうセリフも描写もすべて覚えているというぐらいには読み込んでいる。スポーツの漫画やアニメに影響されて練習をしたことがどれほどあったことか。それこそ、髪をちょっと結んでいるサッカー漫画の主人公を真似して、髪を結んでみるほど。本当にさまざまな技術を練習するきっかけとなったのは、漫画やアニメだったのかもしれない。そして、学んでいたのは技術だけではなく考え方もだったのだろうと思う。私が好きになるスポーツの漫画は特徴が3つある。一つ目は、絵が写実的であったり、技が現実に則していること。筋肉の動きまでわかるような絵でないと入り込むことができなかったし、現実的にできない技で勝負をしていると入り込むことができなかった。二つ目は、主人公が相手を倒し、勝ち進んでいくというだけではなく、勝てなくて挫折をしたり、悩んだり、努力をしたり、というようなストーリーでないと楽しいと感じられなかった。そして、三つ目は、試合も必要だが、練習シーンなどが多くでている漫画を好きになった。この夏にであったハイキューという漫画は練習シーンがとても多く、共感する部分も多くあった。
 そうおもい最近の漫画を考えた時に、最近の漫画は試合ばかりの漫画が多いように感じた。前の漫画やアニメというと、巨人の星(野球)、キャプテン翼(サッカー)、エースをねらえ!(テニス)、アタックNo.1(バレー)などがある。そのワンシーンを思いだそうとすると、練習シーンの方が多く思い出されるように感じる。それに比べ、最近のアニメや漫画は地味な練習はあまり見られず、簡単に新しい技を編み出し、戦いに勝っていくように感じられた。こういった漫画やアニメをみて育つ、今の子どもたちが、試合のことだけになりがちなんだろうなと感じた。習い事でスポーツをやり始めた子も、部活でスポーツをやり始めた子も、試合に出れるか出れないかのみになってしまって、きつい練習がいや、ひとりで練習することをめんどくさいと感じているのをよく目にする。漫画やアニメの他に、今の子たちがスポーツを上手くなろうとしたら、Youtubeなど動画投稿サイトをみて学ぶことができる。でも必死に取り組む、できないことを挑戦し続けるというような動画はほとんどみあたらない。結局、あきらめることなく、努力し続けるということ、自分自身と戦い合うといったような感覚が以前より弱くなっているように思う。楽なことだけを取り組む楽しさだけではなく、苦しいことをやることの楽しさも知って欲しいなと思う。
 この夏、たくさんのイベントを行ってきた。そこに参加した子たちには、どんなときにも、考えるように伝えてきた。そして、やったことないこと、できないと口にしたことにどんどん挑戦するように伝えるようにしていた。とにかく、まずは考え、動くこと。それがないと、地道な努力をしようと考えることも減ってしまう。なにごとも簡単にできるわけではない。今は、情報が多く頭でっかちになりやすい。見た情報とやってみてわかった情報、そして、できるようになってわかった情報ではどれもちがう。できなかったことをあきらめず練習して、できるようになるというような経験をたくさんたくさん積み重ねて欲しいなと思う。私もできないことを、練習してできるようになるという挑戦をして子どもたちのお手本になりたいと思う。

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