【おたよりコラム】心にあるものを

「サッカーしよう!」「かくれんぼしよう!」「ルールはこうしよう!」「負けたチームは罰ゲームね!」小学5、6年生のころ、いつもまわりにやりたいことなど考えたことをどんどん伝え、まわりの子も「うん!いいね!」「そうしよう!」とのっかっていくような、みんなを惹きこんでいくことのできる子がいた。私は、というと、「うん!いいね!」「そうしよう!」と提案にのっかっていくタイプの子だった。どんなことでもみんなと体を動かして遊ぶことであれば思いっきり楽しめる、そういうタイプではあったけれど、なんでも大丈夫だから自分の意見をいわなかったというわけではなかった。みんなに自分の意見を伝えることが怖かったのだ。「これやろう!」そういったときに、だれもその提案にのってきてくれないこと、違う提案を他の子が言って、そっちのほうがいいとなること、そういった不安が大きくて言えなかった。自分の意見を言い慣れていない私は、意見が通らないことを、私自身が否定されていることのように感じていたのだと思う。そしてそれは家の中でも同じだった。家では外より自分の意見をいっていた。むしろわがままなぐらいに。そんな家族の中では一番年下のわがまま坊主の私だけれども、「これやりたい!」「こうしたい!」を伝えた後、「それは無理」「それはちょっと」というような反応があるとすぐに、「もういい!」と話を遮るようにして、むすっとしながら他のことをし始めていた。これもきっと完全に否定されることが怖くて、否定されるより前に自分からシャットアウトすることで必死に逃げていたのだと思う。結局、どちらも自分の考えを伝えることで、否定されるかもという不安が大

【おたよりコラム】小さな世界

この時期になるとパンジーを思い出す。すずらん、クロッカス、桔梗、サルスベリにハナミズキ、椿に柊、植物の名前が季節も含めてふと頭に浮かぶ。なぜいまあげた植物がすぐ思い出せるかというと、家の庭にあってよくみて育ったから。みていたというより実験道具にしていたという方があっているのかもしれない。思い出している庭は小学6年生まですごした家の庭のこと。その庭でヘチマを育てたこと、ショウリョウバッタをたくさん捕まえたこと、外で飼っていた金魚が猫に取られたこと、飼っていたハムスターを弔ったこと、鳥のエサ台をつくったらメジロやヒヨドリが食べにきたこと、鳥のフンのところから木の芽がでてきたこと、レンガを何度か敷きなおしたりしたこと。小さな庭だったけれど、たくさんのことが思い出せる。でもどれも幼稚園や小学校低学年のことの思い出。それもそのはず、小学生の2、3年生にもなると、ひたすらにボールをもって外に遊びに出かけてしまっていたので、庭で過ごした時間はそれほど多くなかったのだと思う。それこそ、中学生高校生のときに過ごした引っ越した後の家の庭ははっきりと思い出せないほど。少し広くなって遊ぶにももってこいだったはずなのに、庭にあった植物のことはもちろん、遊んだはずなのに遊んだ思い出があまり思い出せない。親がいない隙をみて、布団を庭にだし、バク転の練習をしていたら、めちゃくちゃ怒られた。そんな記憶ぐらいだ。 大きくなっていくと行動範囲も広がり、遊び場も増えていく。遊び方もちまちましたものから大きな遊びになっていく。そうすると、ひとつひとつの小さな気づきが減っていくのかもしれないと感じる。塀と石の隙間に詰まっ

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