【おたよりコラム】苦手があるから
「どうしてできないや苦手を作ってあげないんだ?」少し前、私の胸にささった言葉だった。先日はら祭りを行ったり、夏のイベントでもお世話になる石の原産業さんの社長のお母さんと話している時のこと。「母は心配が先に立つのよね」と子育ての話になっていた。「でもね」と続けていったことがあった。「そんなときに主人に本当に感心したことがあるのよ」と旦那さん、前社長の話がでてきた。「私はね」と話が続く。泳げない我が子をみて、これから学校でも水泳が始まるし、困らないようにスイミングを習わせたほうがいいかな。字もきれいなほうがいいから習字も習わせたほうがいいかも。でも曜日は?遊びの時間は?などと習い事のことであれこれ悩んでいたそう。そのときに旦那さんから発せられた言葉が「どうしてできないや苦手を作ってあげないんだ?」という言葉。いやいや苦手があったら困るのでは?できる限り苦手はないほうがよいのでは?とその言葉だけ聞いて私は思ってしまった。でもその言葉の後に続く言葉にはっとさせられた。「自分にできないことがあるからこそ、自分にできないことができる人を尊敬できるようになる。