【おたよりコラム】嘘つき
親がいないタイミング。留守番、ひとりだけ、そんな言葉にすごくわくわくしてしまう子だった。ダメと言われるようなちょっとしたことをやってみれるタイミング。パソコンをつけて、マインスイーパや四川省というゲームをやることもあった。親が車で帰ってくるのを見つけると急いでパソコンをきって、何事もなかったふり。バレていないと思っていたけれど、バレバレだった。私は隠すということがものすごくたくさんあったように思う。親のいないとき、いいこと思いついたとばかりに庭に布団をだしてバク転の練習。しっかり布団を部屋にもどして、これでばれない!と思っていたけれど、帰ってきた母に廊下に芝がたくさん落ちているのが見つかり「なにしたの?」と疑われ「特に何も。宿題してた」と言ってみたことも。他にも、家の前でボールを壁に蹴って遊んでいたら、表札にぶつけ割ってしまった。何事もなかったように戻らないかと工夫するも戻らず。結局帰ってきた親に言った言葉は「なんか表札われてたよ」だった。学習机のコンセントにクリップを突っ込み、ばちん!とショートさせてしまったこともあった。ヒューズという部分が壊